住宅が健康に与える影響を改めて考える②
■健康を左右する空気環境を良くする方法
コロナウイルスの蔓延とともに、
住空間の空気環境の大切さはさらに見直されたように思えます。
空気環境は使用建材からも良くすることができます。
例えば、自然素材の使用です。
無垢材や珪藻土、漆喰などには
調湿効果や消臭効果があるとされており、
化学物質の発生もありません。
化学物質の発生という面で言えば、
ホルムアルデヒドの発散量が少ないと認定された、
F☆☆☆☆認定を取得している製品を用いることなども良いかもしれません。
その他、壁や床、天井に光触媒コーティングを施すことで、
ウイルス・菌・シックハウスの原因物質・臭いの原因物質を
除去するという方法もあります。
住まい手の健康を守る方法は
・プランニングの工夫でケガをしづらくする
・IoTを導入しヘルスデータを管理する...など、
多岐にわたります。
また、メンタル面の健康においても、
・家族とコミュニケーションを取りやすい間取り
・外構を豊かに取り入れる...など、
サポートする方法が多くあります。
住宅はそこに住む人の健康を左右する「暮らしの器」。
いつもそのことを心に留めて、家づくりを行っていきたいものです。